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NK細胞とは
Natural Killer Cell
01 I 生まれながらのがん細胞の殺し屋、 免疫反応の総指揮官NK細胞
NK細胞は、 全身を常時パトロールし、 がん細胞やウイルス感染細胞などの異常な細胞を見つけると細胞死を誘導する酵素 (パーフォリン、 グランザイム) を分泌し排除します。 また、 様々な免疫調節物質 (サイトカイン、 ケモカイン) を分泌し、 T細胞、 B細胞、 樹状細胞など他の免疫細胞の活性化を誘導することにより、 免疫力の向上に役立ちます。 このようにNK細胞は、 免疫系統において様々な活動をする免疫細胞です。
02 I 私たちの体でNK細胞が重要である理由
私たちの体内では、 がん細胞のような異常細胞が毎日5,000個以上生まれ、 免疫細胞によって排除されています。 健康なNK細胞はがん細胞や異常細胞と絶えず戦い続けていますが、 NK細胞の機能が低下するとがん細胞に対する免疫監視が正常に行われず、 がんが発生してしまいます。
正常細胞
がん細胞の発生
がん細胞
NK細胞
免疫監視
免疫細胞ががん細胞を認識し、
絶え間なく除去
正常なNK細胞
機能が低下した
NK細胞
がん細胞を除去
がん細胞の増殖
03 I NK細胞活性度の重要性
NK細胞活性度はがん細胞に対する抵抗力 (=免疫力) を示す指標であり、 年齢や性別による違いはありませんが、 健常者に比べがん患者のNK細胞活性度は低く表れます。
I 健常者とがん患者のNK細胞活性度の比較
I がんの進行プロセスによるNK細胞の活性度の比較
上記は2011年より行われた臨床試験の結果です。 この臨床試験では韓国の (株) ATGen社のNK Vueを用いてNK細胞の活性度を確認しました。
活性度が低いNK細胞は周りにがん細胞があっても攻撃性を示さないが、 活性度が高いNK細胞はがん細胞に付着して活発な攻撃性を示します。
攻撃性が低くなった低活性のNK細胞
活発で高い攻撃性を持つ高活性のNK細胞
04 I 低活性NK細胞から現れる反応
免疫力が弱まると様々な疾患が発生してしまいます。 これはNK細胞の機能低下と深く関っています。
外部感染に脆弱
病気が発生する
可能性が増加
免疫反応の
調節が不可能
疲労回復力の
低下
NK세포 활성도
05 I 様々な疾患でのNK細胞
NK細胞は抗がん作用や免疫力強化による老化防止に役立つ免疫細胞であると立証されています。
がん及び関連疾患
老化及び感染症
自己免疫疾患
その他
胃がん、 乳がん、 前立腺がん、 大腸がん、 膵臓がん、 肺がん、 肝臓がん、 卵巣がん、 子宮頸がん、 血液がん (ホジキンリンパ腫/非ホジキンリンパ腫、 悪性リンパ腫など)
帯状疱疹、 アルツハイマー、 老人性疾患、 ヒトパピローマウイルス (HPV) 感染症、 エイズ (HIV) 感染症、 慢性肝炎など
肥満、 ストレス、 慢性疲労、 喫煙、 腎不全、 習慣性流産など
糖尿病 (1型、 2型)、 関節リウマチ、 炎症性腸疾患 (IBD) 、 全身性エリテマトーデス (Lupus) 、 多発性硬化症など
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