㈱NKMAX(代表取締役チョ・ヨンファン)は、Super NK免疫抗がん剤の臨床1/2a相を開始できるようになった。
㈱ATGen(代表取締役パク・サンウ)の関連会社であり、Super NK免疫抗がん剤の開発会社である㈱NKMAXは非小細胞肺がんの治療のための臨床1/2a相の臨床研究審査委員会(IRB)の審議を完了したと2018年12月13日、明らかにした。IRB審議を完了した今回の臨床試験は、非小細胞肺がん患者を対象に行われ、「SNK01」とキットホルダー併用投与群の安全性と潜在的な有効性を評価するための臨床試験である。
この会社が開発したSuper NK免疫抗がん剤は、患者の自己末梢血単核細胞に由来したナチュラルキラー細胞を分離して増殖培養した細胞治療剤である。既存の免疫細胞治療剤は、NK細胞の純度が低く大量増殖が不可能だったが、Super NK免疫抗がん剤は、従来の治療薬の限界を克服し、純度99%の免疫細胞治療剤として1万倍から最大10億倍まで大量増殖が可能であると会社側は説明した。
今回の臨床で併用して投与されるキットホルダーは、化学療法との併用により非小細胞肺がんの1次治療薬として市場を先取りした。㈱NKMAXは市場を確保したキットホルダーとSNK01を併用投与する今回の臨床を通じて、非小細胞肺がん患者により効果的な抗癌効果を示すという事実を証明することができるものと期待している。
キム・ヨンマン理事は「既存の抗がん剤は、がん細胞と正常細胞を区別できず、抗がん治療中の患者の免疫システムが崩れる問題があった」とし「この問題を克服するために、免疫細胞治療剤であるSNK01とキットホルダーを一緒に投与することにより、ヒ素細胞肺がん患者の免疫システムに、より効果的な抗癌効果を示すという事実を、今回の臨床を通じて証明することができるものと期待している」と述べた。
㈱NKMAXは、 2019年1月初めより韓国内でA大学病院と共に臨床対象者を募集し、臨床試験の患者登録を開始する計画である。
チョ・ヨンファン代表は「国内の臨床だけでなく、固形がん患者を対象とした、米国FDAの臨床1相もすぐに申請する予定」とし「Super NK免疫化学療法の技術の優位性と市場性を確実に証明することができる出発点になるだろう」と述べた。
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